AOVとは Arbitrary Output Variableの頭文字をとったものでレンダリング時にライトや、シャドウ、RGBマット等、要素別に書き出す機能になります。
今回はそのAOVをArnold for Houdiniで使用する方法とカスタムAOVの出力(後日更新)を備忘録がてら解説致します。( 標準でAOV用に用意されている要素の書き出しは簡単なのですが、カスタムAOVで躓く方がいるかもしれませんので… )
今回の記事では下記のレンダリング画像からAOV用に標準で用意されている要素を書き出してみます。
①ArnoldのOutput driver paranetersを開きます。
②properties→outputタブへ行きます。
③一番下の”AOVs”の+を書き出したい要素分ポチッとします。
④追加されたパラメータの下矢印をクリックすると要素が表示されるので必要なものを選択していきます。。(要素によってはTypeを変更する必要があります。)
設定ができましたらレンダリングをして確認します。
あらかじめRenderview内で右クリック→Viewbarを表示しておいてください。
要素を切り替えるには⑤の箇所をクリックし表示したい要素へ切り替えます。
あとはexrで書き出し、AfterEffectsやNukeでコンポジットします。
私はAfterEffectsをメインで使用しておりますので、EXtractoRで要素を分けてコンポジットしております。
長くなってしまいましたので、次回の記事でカスタムAOVを使用しAmbient OcclusionやRGBマットなどを書き出す方法を説明したいと思います。
わからないことがありましたらtwitterにてリプお待ちしております。