月別の菜園
6月の家庭菜園
6月は地域によって雨の多い時期に入り、鉢と畑で水のたまり方が変わります。梅雨だから水やり不要、と決めつけず、軒下の鉢は土を確かめます。葉が増えた株は風の通り道をつくり、ハーブの収穫も株の育ちに合わせて少しずつ進めましょう。
栽培時期や数値は目安です。種袋の栽培カレンダーと地元の気象を優先してください。
- 雨の日の確認
- 鉢の排水と雨の当たり方
- 株が茂ったら
- 混み合いと通風を見直す
- ハーブの手入れ
- 葉用か採種用かで分ける
雨が降っていても、鉢の中は別に見る
軒下や屋根のあるベランダでは、雨が降っても鉢の土に水が入らないことがあります。逆に雨が続けて当たる鉢は、排水が悪いと湿った状態が長引きます。天気の表示だけで決めず、鉢ごとに土の表面と排水の状態を確認します。 JA全農『エプロン』:ベランダ菜園
鉢底の穴、受け皿、ベランダの排水口に土や落ち葉がたまっていないか見回ります。掃除の際は土を排水口へ流さず回収し、階下への水漏れも避けます。雨よけへ移す場合は、日当たりと風通しを同時に確認し、暗い奥へ集め過ぎないようにします。
病気の予防は、排水・泥はね・混み合いから
多湿時は、排水の改善、株の通風、土の泥はねを抑える工夫が管理の基本になります。病気は天候だけでなく、病原体や株の状態なども関係するため、雨が降ったことだけで病名を決めたり、必ず発病すると考えたりしません。 JA全農『エプロン』:梅雨期の病気と管理
葉の変色や斑点を見つけたら、株全体と症状のある部分を撮影し、いつから変わったか残します。複数の鉢を一斉に同じ処理にする前に、品目と症状を確かめましょう。水やり、日照、植え付け後の変化も記録しておくと、相談するときに役立ちます。
トマトの手入れは、品種の仕立て方に合わせる
長く伸ばして育てるミニトマトでは、支柱への誘引やわき芽の管理が必要になります。一方、草丈を抑えた品種にも同じ剪定をすればよいとは限りません。株が茂ったことだけを理由に切り進めず、購入時の品種名と仕立て方を確認します。 タキイ種苗:ミニトマトのプランター栽培
誘引したひもが茎へ食い込んでいないか、支柱がぐらついていないかを見直します。葉の陰になって見えない枝や実も、手が届く位置から確認します。雨の続く日ほど一度に多く切ることを急がず、株の変化を観察できる範囲で手入れしましょう。
バジルは、株を残しながら葉を収穫する
葉を使うバジルは、株が育ってから摘芯し、枝を増やして収穫する方法があります。先端を取る際も節や葉を残し、根元まで切ってしまわないようにします。花芽を取る手入れは葉の収穫を続ける目的で、種を採る栽培とは区別します。 JA全農『エプロン』:バジル
植えたばかりの小さな苗へ、育った株と同じ摘み取りをしないようにします。料理で必要な量と、残せる葉の量を比べて収穫し、株全体が裸になるほど取りません。種を採る株を分ける場合はラベルを付け、葉用の株と手入れを混同しないようにします。 JA全農『エプロン』:バジル
シソは、収穫と日差しへの備えを一緒に
シソは乾燥に弱く、夏の強い日差しで葉が硬くなることがあります。日照が変わり始める時期に置場を確認し、乾きやすい鉢は土の状態を見回ります。葉の収穫、摘芯、花穂や実の収穫は目的が違うため、欲しい部分に合わせて育てます。 JA全農『エプロン』:シソ
曇りや雨が続いて育ちがゆっくりなときは、毎週決まった量を収穫する予定にしないようにします。残した葉の状態と新しい芽を見て、次に摘む量を考えましょう。今月は収穫量を競うより、暑くなる前に一鉢ごとの日照と水管理を把握しておきます。
参考資料と編集方針
種苗メーカーや農業団体などの公開資料を、家庭菜園の準備・確認手順として編集しています。実際の栽培を記録した体験記事ではありません。数値は品種や条件で異なるため、種袋・苗・容器・土の製品表示を優先してください。
資料確認日:2026年10月1日。具体的な農薬・施肥量の一律指定や、生育・収量の保証はしていません。
準備と時期の確認に
カレンダーと計算ツールを使う
地域を選んで、種まき・植え付けの参考時期と必要なものを確認できます。月の表示だけで栽培の可否は決まらないため、記事の品種・栽培方法の条件と合わせてご覧ください。
6月のカレンダーを地域別に確認する